治療や処方箋は?

便秘の治療は体質的な問題がない場合には基本は生活習慣の改善を医師とフィードバック(確認して改善する)を受けながら進めていくことになります。その際に薬物療法が必要であれば処方箋が出ます。薬物療法では、大腸に働きかけ蠕動運動を促す刺激性下剤や、便に水分を含ませる働きによって胃腸が正常に便意を感じて排便を行うようにする機能的下剤があり医師の指示のもと服用します。

服用する刺激性下剤や機能的下剤がゆったりと作用するのに対して、浣腸は即効性があります。浣腸は主に3つの働きによって排便を促しています。直腸に浣腸を注入することで直腸反射を引き起こす働き、直腸壁から水分と粘膜を引き出して腸の運動を亢進させる働き。そして便がスムーズに移動できるように潤滑剤としての働きです。

浣腸は即効性で効果が大きく、実感しやすい為に常習性など気をつけなければならない部分もあります。また妊婦さんであれば出産、流産のリスクもあるとされているので使用はしてはいけません。市販の下剤や浣腸もありますが、自分の便秘のタイプにあった成分や治療法を行うことがなによりも大切です。生活習慣の改善や処方箋の服薬、浣腸の使用などしっかりと医師の指示にしたがって行いましょう。

診察内容とは

便秘で病院を訪れるときには問診や生活習慣のチェックがありますので事前にご自身の状態について振り返っておくようにしましょう。その上でメモなどをしておくと問診の際にもスムーズで取りこぼしなくご自身のことを伝えることができるのでお勧めです。

診察は問診から始まり、排便の回数や便の様子、排便時に痛みがあるかなどのチェックがあり、消化器系の病気による器質的な問題がないかの診断もします。詳しい検査が必要な場合には大腸内視鏡検査を行うこともあります。詳しい検査によって器質的な問題があると診断された場合にはその病気の治療を進めることで便秘の症状が解消されることが多いです。器質的な問題が見られない場合には機能的な問題や心因性であることもあるので生活習慣の改善と薬物療法を行っていきます。

心因性のものであれば腸の動きが悪くなっていることで便秘の症状を引き起こしています。食生活の乱れや、不規則な生活リズム、運動不足なども原因の一つであると考えられますので、良い生活習慣へと移行していくことが大切です。またストレスによる便秘も少なくないのでストレスの原因を見つけて、受けるストレスを減らしたり、意識的にストレス発散をしてストレスをため込まないようにすることも大切です。

何科を受診する?

いざ便秘で病院を探すときに何科を選んだら良いのかで迷うこともあるでしょう。基本的には内科もしくは消化器科に診せるようにすると良いでしょう。もし近くに便秘専門外来や胃腸科があればそちらでも大丈夫です。ですが専門外来というのは数が少なく、便秘や頭痛、睡眠のように狭い範囲を扱う場所になるので予約が必要であったり、場合によっては予約待ちがあることも念頭に置いておきましょう。

子どもの便秘というのも意外と多いもので、お子さんの場合にはかかりつけの小児科で相談することをお勧めします。その上でかかりつけ医との相談によって専門的な施設を紹介されるかもしれません。また妊婦さんであれば産婦人科での相談を一番にしてください。子どもの便秘と同様、かかりつけの産婦人科医に専門的な病院を紹介をされるかもしれません。

基本的には便秘というのは体内(消化器官)の問題なので内科もしくは消化器科にて診断をします。子どもの場合にはかかりつけの小児科医の指示をあおぎます。妊婦さんも同様にかかりつけの産婦人科でまずは相談をします。胃腸科や便秘専門外来などもあり専門的な治療を受けることができますが、予約状況など注意が必要な場合がありますので覚えておくとよいでしょう。

病院で便秘は治せる

排泄は私たち動物の生活には欠かせないものです。しかし、多くの女性や老若男女が便秘に悩まされていますね。あまりにも長期的であったり、生活になにかしらの支障が出ている場合には、たかが便秘と言わずに医師の診察を受けましょう。そもそも便秘とはどういった状態のことをさすのかをおさらいしてみましょう。日本内科学会と日本消化器科学会そして国際基準によってそれぞれ少しずつ差があるものの、3学会に共通して言えることがあります。

まず排便回数が減ることが挙げられます。具体的には3日以上出ない、出ても残便感が伴う場合などがそうです。そして便が硬く非常に強くいきむことが必要な場合、閉塞感がある場合などは便秘の可能性が高いです。これらによって精神的・肉体的な苦しみがある場合には便秘として診断を受ける必要があると言えるでしょう。そのため例えば3日に1回ほどしか排便がなくても、それによって強い腹痛がずっとあったり、食欲不振など生活への支障がない場合には便秘としての診察は必要がないのです。

今では便秘専門外来という外来ができています。まだ数は少ないのですが一部大学病院などで便秘に悩む様々な方を対象に診断をおこなっています。それだけ便秘は蔓延していて治療を必要としている人がいるというわけです。病院での治療は問診から始まり生活習慣の改善や食生活のチェック・改善を専門家と共に行っていくことになります。生活習慣の改善によっても効果があまり見られないのであれば下剤や排便誘引剤などの薬物療法を行うことになります。